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特定非営利活動法人あめんど

農業で子どもと若者がもう一度社会に挑戦する力を

あめんどでは、発達障がいを中心とする原因で不登校や引きこもりになった子どもと若者に、農業を通じて再び社会に挑戦するのに必要な力を養う体験を提供したいという考えから、平成26年、近隣農家さんの協力を得て、子ども若者支援事業としての農業体験活動を始めました。しかし、利用者の中には、長年の引きこもり生活による体力の衰えや生活リズムの崩れ、感覚過敏などのために、屋外での作業が難しい人も多くいます。そこで農作業に加えて、野菜の乾燥加工作業や商品の販売など、どんな人でも何らか作業に参加できるようにしました。

農業を始める際には、最初にスタッフが半年間、農家で研修を受けた後、700?の休耕田を耕して農地にした後、じゃが芋、枝豆、さつま芋、玉ねぎ、小松菜、ほうれん草、小カブなどを栽培しました。 しかし収穫した野菜の販路を見い出せず、それらを無駄にしないためのアイディアが必要でした。そこで長期保存のための乾燥野菜加工を始めました。これの取り組みにより他の商品の付加価値、栄養素の含有量の上昇、作業内容の多様化などのメリットがあることに気付きました。 カレー、豚汁、きんぴらなど様々な料理に合わせてブレンドした乾燥野菜ミックス商品を経て、現在は炊き込みご飯の素を主力に販売しています。滋賀県立大学人間文化学部生活デザイン学科の協力を得てパッケージを一新、「蒼天堂」を屋号としてブランド化しました。

作業を通じて若者が成長していく姿が喜び

私達にとっての農福連携のイメージは「青空の下でゆっくり時間が流れ自分のペースで畑作業をする」というものでした。しかし始めてみるとそんなイメージ通りにはいかないことだと実感しました。昨今の若者は「夏は暑いし、冬は寒い。虫が嫌い。足腰が痛い。土いじりが気持ち悪い…。」など農作業について消極的な人が多いです。まして体力不足のひきこもりの若者たちにとってはその多くが意欲的ではないことを感じました。実際に農業の運営は思っていたよりも厳しさが伴うものだと知りました。幾人かは農作業がピッタリくる若者がいましたが屋内でもできる作業が必要でした。適材適所で自分の力を発揮できる仕事を利用者に提供したいと考えました。 作業内容は何であっても若者たちの変化や成長は様々に現れてきました。昼夜逆転から生活リズムがついた、体力がついた。仲間や友人ができた、コミュニケーションの力がついた、容姿が変化した、他人と見比べて自己を客観視できた、自信がついたなどです。他の会社に就労へと繋がった人もいます。

旨味が凝縮した素材の味を炊き込みご飯で

加工については低温乾燥にこだわっています。 国産野菜、栄養素が凝縮、軽量コンパクトサイズ、炊飯ジャーに入れるだけの簡単調理、釜飯なら固形燃料でも調理可能です。 鶏飯、蛸飯、あさり飯、牡蠣飯、きのこ飯など、季節の具材と合わせてお好みにアレンジできます。ツナマヨ、チーズ、韓国のりなど後のせ具材で味わい方がさらに広がります。炊き込みご飯は子どもから大人まで愛され続ける日本食。末永くお付き合いください。

<DATA>
特定非営利活動法人あめんど
住所/滋賀県大津市野郷原2丁目3-7
TEL/077-532-3681
HP/https://www.npo-amendo.org
取扱商品/炊き込みご飯の素(きくらげ)、炊き込みご飯の素(ひじき)
炊き込みごはんの素 (きくらげ,ひじき) セット