楽しみながら、個々に合った効率のいい作業を

出会った福祉施設では、以前からきくらげ栽培が実施されていたということもあり、施設のハウスを借りて、きくらげのテスト栽培を始めました。テスト栽培をしながら徐々に栽培ノウハウを身につけ、ある程度習得できた段階で、会社の施設内にきくらげ栽培用の建屋を建設。今では60坪ほどある建屋が４棟になり、福祉施設の方々ときくらげ栽培を行っています。

はじめは障がいをもった方々とどのように接すればいいか分からないこともありましたが、１人１人の個性を把握するにつれて、それぞれに合った仕事を任せていけるようになりました。屋外の仕事が続く時は、気候にも考慮しながら、作業の状況を把握して体調管理に努めています。

また、作業効率を重視していなかったのですが、今では適正に応じた作業を任せられるようになったことで、効率がよくなったように感じています。やはり法人で農業を行う以上、効率も求められ、管理者としての技量も試されますが、作業している方々と他愛もない会話を楽しみながら、対応しています。