お菓子の製造販売に、農業を組み合わせて新事業に

事業所発足当時から、クッキーやケーキの製造販売を行ってきましたが、利用者さんの増加に伴って、作業量の確保が課題となっていました。そんな時、高齢で後継者がいない農家の方から、畑地を無償提供したいという申し出がありました。地域の方からも協力を受けることができたため、平成14年頃から農作業をスタート。当初から行っていたクッキー作りにも関連する農作業を新事業として取り入れ、収穫物やその加工品の販売を行うことにしました。

始めは、さつまいも、スイカ、ウリ、いちご、ハーブ、黒豆などに挑戦。それを利用して、事業所内に併設された喫茶スペースでハーブティーを提供したほか、さつまいもや黒豆を使ったクッキーなどの新商品開発に取り組みました。自家製の材料を使って安心・安全なお菓子を提供すると共に、作物を育てて収穫することで、お客様はもちろん、利用者さんにも日々の楽しみを感じてもらえることを目指しています。

お母さん手作りのお菓子のような素朴さが魅力！

私たちが提供するのは、お母さんが作ったお菓子のような素朴な味わいのお菓子です。小麦粉は北海道江別製粉のドルチェ、滋賀県近江八幡の平飼い卵、よつ葉バター、みつしまの三温糖と、厳選した材料を使って１つ１つ手作業で作っています。食べだしたら何だか止まらない、そしてどこかほっこりするようなお菓子作りを目指しています。