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社会福祉法人おおぞら福祉会 つつじ作業所

自然に触れ合える農業を始め、味噌を製造

平成19年より当作業所に隣接している水田(1822平方メートル)を借りて、お米の生産を始めました。当時、授産事業は主に各企業からの下請け作業のみで、すべてが屋内での作業でした。農作業に取り組むことで、年間を通して自然に触れ合える機会も多くなり、健康管理上も有意義と思われたことがきっかけで、農業を始めました。

その後、自分たちで作ったお米を活用して何か食品を作れないかと考え、自家製味噌作りをスタート。平成23年1月に味噌工房棟が完成し、大々的に味噌の製造を始めました。まずは、利用者さんの保護者で味噌作りをしている方に指導してもらい、機器を借りてスタートしました。当時は授産のメインであるパンの製造販売の合間で時間が余ったときに少しずつ作り、宣伝はせずに口コミで販売していましたが、平成23年に味噌工房棟が完成したことでパンから独立し、味噌チームを結成しました。

その後、利用者さんの高齢化が進んだほか、他事業が忙しくなったこともあり、米の生産に関わることが難しくなってきました。そこで、米の生産は農家をされている利用者さんの保護者に委託し、味噌製造に力を入れることにしました。完成した味噌は販売するだけでなく、注文販売の形式でお客様から米や豆を持ち込んでもらって製造。完成後、お客様に保管してもらうという方法に、この頃から取り組み始めました。

温度や茹で具合を徹底管理し、おいしい味噌を

食品を扱うということで、清潔感の保持やレベルの高い作業を行うことができる利用者さんに携わってもらっているため、味噌作業に関わることは、利用者さんにとっての自信につながっているようです。さらにここから一般就労へ行かれた方もいます。また、道の駅などへの納品時に前回自分が作って納品した分が売れていると、とても嬉しく作業への意欲にもつながっています。

最初に作り始めた時は、近隣の方から木樽を無償提供してもらい、昔ながらの手作り味噌を製造していました。しかし、木樽はかなり古いものも多く、液漏れや木のささくれなど、衛生面の問題が山積みでした。対策として、ビニール袋を木樽に被せるなどしてみましたが、余分なカビの原因になったことや、袋に穴が開いて漏れるなどの問題が解決できませんでした。木樽味噌の評判は良かったのですが、たくさんの問題を解決することは不可能と判断し、泣く泣くプラスチック容器に変更。それでも木樽味噌ファンの方からは「容器が変わっても美味しい」と好評です。

麹を作る際、温度管理や大豆の茹で具合などは、少しの違いで味や完成に変化が出るため、シビアな管理を徹底しています。また、熟成具合によっても味に変化があるため、商品をパッケージする前に4人以上で味見をし、合格したものだけを販売しています。

地元で採れた食材を使った、地産地消の無添加生味噌

当作業所のある滋賀県北部は、山ときれいな空気、水に恵まれ、米の生産には最適の場所です。味噌は、作業所横の田んぼで作られたお米で作った麹と、地元で作った大豆をふんだんに使用した地産地消の無添加生味噌です。ぜひ一度食べてみてください。

<DATA>
社会福祉法人おおぞら福祉会 つつじ作業所
住所/滋賀県長浜市高月町柏原908番地
TEL/0749-85-4441
HP/https://oozora-welfare.com
取扱商品/味噌
ほぼ長浜産!?無添加激ウマ味噌!!